037400:CPATUを設置しました

投稿日:

第一電波工業さんから限定発売された「CPATU」を予約購入し、先日届きましたので早速取り付けてみました。

IMG_8799.jpeg

写真は、取り付けが終わって、家の前から3階のベランダを見上げて撮影したものです。
前日までのぐずついたお天気が嘘のような晴天で、作業していて汗ばむほどの陽気でした。

IMG_8800.jpeg

少し斜めから撮影すえると、このような感じです。
この家の前の電線が、斜めに釣竿を出す場合に邪魔で困っていましたが、CPATUは垂直に設置しますので、電線からの距離は釣竿の場合よりは少し増えます。
とはいえ、ないに越したことはないですよねぇ(笑)

IMG_8801.jpeg

ベランダでの設置状況は、このような感じです。

衛星放送用アンテナをつけるためのベランダ用基台に、そのままCPATUを設置しました。
ここには、マスト用ダブルクランプで3.2mのマストを固定して、その先にVX50を設置していたのですが、現在のIC−7300Mでは144/430は出られませんので、一旦下ろす事にしました。
IC−705があるので、それを繋げば出られるわけですが(笑)

IC-9700が購入できたら、X5000とかVX4000のような、144/430/1200のアンテナを別途上げたい所です。

AH−730は、現在CPATUが設置されている部分に固定していましたが、CPATUの給電線の取り回しなどを考え、ベランダ内にあるエアコン室外機の上に寝かせて置きました。

カウンターポイズは、CQオームさんの5m5本のをそのまま流用していますが、CPATUの説明書では、10mのを1〜3本接続するように書かれています。
そのせいか分かりませんが、現状では50MHz帯でのチューンが取れない状態です。

IMG_8802.jpeg

設置後、しばらくCQ素振りしてみた時のPSK Reporter画面がこんな感じです。

この後お出かけして、帰ってからさらに素振りしていたので、トータルでの画面は次の通りです。

IMG_0092.jpeg

結構、きちんと飛んでくれているように感じます。

感じたことなど

まず、組み立ての時に、エレメントを差し込んでタッピングビスで固定するのですが、意外に固いのでねじ山を舐めそうになります。
必ず、きちんとした、ネジにあったサイズのプラスドライバーをお使いになることをお勧めします。

また、コイルなどが中間についていますので、ネジ締めの時に宙に浮いた状態で締めることもあります。
下にあてがう木片や何かがあると、やりやすいかと思いました。

また、カバー周波数から考えるとエレメントが短いんじゃないか?という意見もありますが、やはり組み立てるとそれなりに長いので、設置現場まで持って行ってから組み立てるほうが良いと思います。
今回、2階のリビング(シャック)で組み立てて、3階へ持って上がれないことに気付き、2分割にしました(笑)

従前に使用していたWWR式の釣竿アンテナ(JINKING720を使用)とほぼ同じ設置環境になりますが、送り受けの感じは大きく違わないと思いました。
もちろん、日々のコンディションは変化しますので、きちんと比較するならCPATUと釣竿を繋ぎかえながら素振りするなどしてレポートを比較するべきでしょうが、そこまではしていません。
(早くつけて運用したかっただけとも言う)

JINKING720の値段とCPATUの値段を比べるとざっくり8倍くらいしますので、「8倍もして同じくらいの感度なのかよ」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、カーボンの釣竿と違い、基本的に出しっぱなしに出来る(つまり、リグの電源を入れればすぐに運用が出来る)事や、紫外線・風雨・熱への耐久性を考えると、多分8倍以上のメリットがあるように当局の利用スタイルでは感じました。

ただ、これからも移動運用ではJINKING720の軽さとしまい寸法が大活躍するのは間違いありません。
CPATUも移動運用で使うことは可能だろうし、説明書でも移動運用での設置について書かれていましたが、タッピングビスのつけ外しを繰り返していくうちに、アルミがだんだん削やしないか当局は心配です。

あと、チューン状態でIC−7300Mの簡易的なSWRチェックをしましたが、かなり広範囲にSWRが低くなっており、短縮アンテナ特有の使える範囲の狭さみたいな状態はありません。
7041KHzでチューンして、7000KHzから7100KHzくらいまでSWR1〜1.3程度に収まっているように見えました。
JINKING720では、チューンした周波数を中心に結構狭い範囲しか使えない感じだったと記憶しているので、共振型だというのはそういう事なのかな?と思いました。

皆さんの参考になれば、幸いです。

それでは、また!73!