パソコンなしでFT8の運用をしてみる実験

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移動運用は基本POTAの公園に出掛けて行って行っています。
そして、モードは殆どがFT8です。

FT8は、弱い電波でも交信が可能なだけでなく、BBQのような飲み食いの場でも運用しやすいことや、周りの雑音が関係ないこと、ログが自動的に取れることなどがメリットです。

「プログラムが勝手に交信するんでしょ?」
「何が面白いの?」

という意見があるのは承知していますし、わからなくはないんですが、無線をしない家族と出かけた先でPOTAのような運用をするのには、とても向いています。

ところが、FT8をパソコンを使って運用する場合には、その展開する面積も必要だし、そこにも電源が必要だし、荷物が多くなるという問題もあるので、もう少しコンパクトで手軽にFT8の移動運用ができないかな?と思って色々検索していた時に、iFTxに出会いました。

iFTxは、iPhoneやiPadで動作するFT8/FT4の送受信アプリです。
FT8/FT4の受信音をデコードしたり、送信のための音を作ってくれます。
これをIC-705のマイクをかざして、タイミングよくPTTを握っても交信はできそう(そして機械が勝手にやっている感はなくなりそう)ですが、そんなことをしなくても良いアダプタをJH4VAJさんが頒布されているので、迷わず購入しました。

このアダプタ以外に必要なものは、以下の通りです。

  1. 3.5mm-2.5mm オーディオケーブル
  2. USB C to 3.5mm イヤホンジャック 変換アダプター
  3. 2.5mm 結束バンド
  4. 3.5mm 両端4極オスのケーブル

4番のケーブルは、JH4VAJさんが手持ちのケーブルを分けてくださったので、1番と2番をAmazonで(上記リンクはアフィリエイトリンクです)購入し、3番はホームセンターにて買ってきました。

はじめに、キットのジャック部品を基板にはんだ付けしました。   その後、1番のケーブルを真ん中でチョキンと切って、5mmほど被覆を剥いて、基板にはんだ付けします。
はんだ付けした後は、3.5mm側と2.5mm側のそれぞれの端子と基板の導通テストをしておきます。
導通テストが問題なければ、完成です!

IMG_1097.jpeg

完成したら、キットに同梱の熱収縮チューブをかぶせ、基板を包んでおきます。
当局は、ヒートガンとか持っていないので、ガスコンロでやんわり炙りました(笑)

出来上がったので、IC−705に144/430GPを接続して、iPhone15 Plusに2番のコネクタを刺し、4番のケーブルを刺し、基板のジャックにつなぎ、基盤から出ている2.5mmと3.5mmのケーブルをIC-705のスピーカーマイク端子に接続します。

今まで使ったことのないVOXをONにし、まずは受信からと思ったけど144/430ではFT8がガンガン聞こえる訳ではないので、仕方なくCQを出してみることに。

まずは144MHzから。
応答はなかったけど、PSKReporter.infoにて電波が飛んでいっているのを確認して一安心。

次に430MHzに移動。
しばらくCQを出していると、JS3OAG局から応答があり、無事に交信が出来ました。

IMG_1096.jpeg

交信した記録は、iFTxのログ画面から共有アイコンをタップしてAirDropでMacBook Airへ。
そのままRUMlogNGにインポートして、LoTWとeQSLにアップ。
JS3OAG局もアップ頂いたようで、すぐにコンファームとなりました。

RUMlogNGに登録するのは帰宅後にするということにすれば、iPhoneからそのままPOTAのログとしてアップは出来るので、パソコンを持っていかなくてもPOTA移動運用ができることが確認できました。

便利なキットを頒布していただいたJH4VAJ局、試運転にお付き合いいただいたJS3OAG局に、感謝申し上げます。

今後の課題

今までは、無線機からの送受信音を聞きながら、タイミングを見計らってパソコンの画面を見て運用していましたが、iPhoneからもIC−705からも送受信音がしないので、画面をずっと見つめている必要がありそうです。
これは、IC-705の3.5mmジャックの部分に2分配ケーブル(またはコネクタ)を取り付けて、自身もイヤホンなどで音を聴くのが簡単そうですが、せっかく同じ長さに揃えて切ったケーブルが、2分配ケーブルの分長さが合わないのが悔しいんですよねぇ(笑)

それでは、また!73!