FT8を楽しむのにPOTAがぴったりな理由

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FT8で再開しました

当局が、2023年4月に運用を再開した時に、そのきっかけとなったのがFT8という新しいモードでした。
FT8には、次のような特徴があります。

  1. 特定の周波数にそのモードで交信しようとしている全ての局が集まっているので、交信相手局探しが容易
  2. 交信を開始すれば基本的に必要な情報交換はPCなどで自動的に行われるので難しくない
  3. PCでログをとっている場合、自動的に記録されるよう設定することが可能
  4. ALL.TXTというファイルに自局で受信をしてデコードできた内容が保存されているので、後から振り返ることも可能
  5. 人間の耳では聞き取れないような音でも、PCなどでデコードできれば交信が成り立つため、他のモードよりもより遠くの局と交信ができる可能性がある

そうして沢山の局と交信できて喜んでいたところ、段々すでに交信済の局が増えてきました。

そうなんです。
FT8では、過去に交信したかどうかをプログラムが認識して色分け表示してくれる機能があるのと、交信ずみの局(B4といいます)からの呼び出しには応えない設定もできるので、段々と交信相手が少なくなっていくという特徴もあるのです。

POTAに出会いました

そうしているうちに、POTAに出会いました。

POTAは、予めPOTAに登録されている公園(日本では国立公園・国定公園・都道府県立自然公園などが主です)の範囲内で運用するアマチュア局(アクティベーター)と交信する局(ハンター)によって成り立つ、アマチュア無線を使った遊びです。
アクティベーターは、公園の中まで移動して無線の運用をし、UTCの1日の間に10交信できればアクティベート成功となります。
つまり、日本では午前9時を回れば、それまでに交信済みの局も「はじめまして」ということになります。

交信済みの局であってもカウントされるので、FT8で行き詰まりを感じ始めていた私にとっては、渡りに船、でした。

さらに、交信ログをアップするのはアクティベーターの仕事であって、ハンターは何もする必要はありません。
もっと言えば、ハンターとして意識して活動している必要すらありません。
アクティベーターにとって、相手がPOTAのことを分かって交信している必要もなく、交信が完了すればOKなのです。

とはいえ、POTAのことをご存知なければ、実際にはFT8で交信済みになっている私のCQを、あえては呼ばない局もいらっしゃると思いますし、こちらがお呼びしても応答いただけないことも(設定によっては)あると思います。

「POTAとかよくわかんないし、やるつもりもないなー」という方でも、「POTAはUTCで日付が変われば何度でも交信して良いのだ」という部分だけでもご理解いただけると、アクティベートする側としてはとてもありがたいです。

CQ POTA JJ3WTY PM74

みたいなCQには、その日の9時から翌日の9時までのUTCな1日の間に交信していないなぁと思ったら、是非交信をお願いします!
別に重複になっても構いません!システムでちゃんと処理してくれますので!

POTAのススメ

  • FT8を始めたけれど、なんだか行き詰まってきた
  • 交信済みの局が増えて、思うように交信できない
  • 何か交信のモチベーションになるものはないかな?

というお悩みには、ひょっとするとPOTAがお役に立つかも知れません。

公園に行って移動運用するのもちょっとハードルが高いなぁという方には、まずはハンターから始めてみるのも良いと思います。

POTAのスポット情報を見て、アクティベーション中の局をコールするだけで、立派なハンター活動の第一歩になります。
アカウントを登録すれば、ひょっとすると知らず知らずに交信していた相手がPOTAアクティベーターだった場合には、すでにハンターとしての実績が記録されているかもしれません。

「FT8って何が面白いの?」という風に言う方もありますが、アマチュア無線のモードはどれも「交信の手段」であり、目的はモードとは別の部分にあると思います。
たまたまSSBやFMなどのPHONE系モードは、相手と直接コミュニケートできるので「手段」と「目的」が重なることもありますけどね。

なので、FT8に限らずですが、POTAという明確な「アマチュア無線で交信する目的」を持つことも、楽しみを膨らませることが出来るかもね?というご提案でした。

それでは、また!73!