026747:府県気象情報
大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報 第16号
2020年07月10日21時43分
京都地方気象台発表
(見出し)
南部では、11日明け方にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
(本文)
梅雨前線が、東シナ海から日本海を通って東北地方にのびており、梅雨前線上の低気圧が朝鮮半島付近を発達しながら北東に進んでいます。低気圧は日本海を北東に進み、低気圧からのびる前線が11日夜にかけて近畿地方まで南下するでしょう。
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため前線の活動が活発な状態が続き、京都府では11日にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。また、その後も雨が続くため、12日にかけて大雨となるおそれがあります。
10日21時現在、京都府では土砂災害警戒情報を発表している市町村があります。これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、今後も局地的に激しい雨が降るため、引き続き11日明け方にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。
[雨の実況]
降り始めからの降水量が200ミリを超えた所があります。また、7月の月降水量の平年値を越えている所もあります。
降り始め(5日20時00分)から10日21時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
京都市中京区 223.5ミリ
長岡京 215.5ミリ
南丹市美山 195.5ミリ
南丹市園部 179.0ミリ
京都市京北 164.0ミリ
京田辺 131.0ミリ
京丹波町須知 118.0ミリ
京丹波町本庄 107.0ミリ
[雨の予想]
京都府では、11日は局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
11日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 30ミリ
南部 30ミリ
10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 60ミリ
南部 120ミリ
その後、11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50から100ミリ
南部 50から100ミリ
[防災事項]
土砂災害に厳重に警戒してください。
低い土地の浸水、河川の増水、竜巻などの激しい突風、落雷に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意してください。
次の「大雨と突風及び落雷に関する京都府気象情報」は、11日6時頃に発表する予定です。
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