とりあえず、無事帰国 - 山中家の旅行記録

山中家の旅行記録

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とりあえず、無事帰国

なんとか飛行機に乗り込んだが、なかなか出発しない。
まあ、昨日も延々待ったんだし、多少のことでは動じないが(笑)

そうこうするうちにアナウンスが入った。
「あと4名のお客様のご搭乗をお待ちしています。」
機内は当然ざわついた。
「帰りたないんかい!」とか「そんな奴おいて帰れ!」と、口には出さないものの、関西人ならみなそう思ったはずだ。

しばらくして、またアナウンス。
「4名のお客様のご搭乗をお待ちすることを断念しました。ついては4名さまの荷物を降ろしています。あと5分ほどお待ちください。」と...。
この「あと5分」が無ければ、「そんなん東シナ海にほかしてまえ!」と皆が口をそろえて言っただろう(笑)

ようやく機体が動き始めた。
一同胸をなでおろす。
滑走路の端まで来ると、離陸待ちの飛行機が見えるだけで4機もいる。
順番に順番に飛び立っていく。

台風の影響が若干残っている中の飛行だったので、ゆれるだろうと思っていたし、機内アナウンスもしきりに天候の影響でゆれが予想されるとか言っていたが、ほとんどゆれないまま日本についた。
唯一梅雨前線に突っ込んだときに、ゆらゆらっとゆれたが、新幹線の揺れ程度であった。

こうして、海外にてはじめて飛行機が飛ばないという状況を体験して、2001年夏の海外旅行は幕を閉じたのだった。

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