002225:行けるの?

実は、かえでが生まれてから、スキーなるものに出かけたことはなかった。
というよりも、生まれる前でも、行くか行かないか程度で、よほどのことが無いとスキーなどしなかった山中家。
ちなみに前回行ったのは8年前か?(笑)
パパは、高校2年の体育の時間に右ひざのじん帯を断裂させており、普段の屈伸は問題ないが、左右方向に力がかかるとちょっとつらい。
ママはそもそも寒いのが嫌いなので、スキーというイベントには、あまり興味がなかったのである。

ところが、2003年度、何を血迷ったかスキーに行こうと言う事になった。
原因の詳細は忘れたけど、お正月にもイベントが会って良いんじゃないか?とか、かえではスキーが上手にできたほうが幸せではないか?とか、なにやらもっともらしいのかどうかもわからない理由で決めたと思う。

さて、スキーとなると、かえでは当然初めてである。パパもママも、滑れることは滑れるが、教えるほどではない。
どうしたものかということになって候補に上がったのがClub Medサホロのツアーである。
Club MedはMini Clubという託児サービスがあって、その気になれば朝から晩まで子供たちは子供たちだけで過ごすことも可能である。
その間、親は親だけで楽しめる。滑れるが教えられない者にとっては、ぴったりのサービスだ。もちろん海外のClub Medも同様で、子供は子供で泳いで、大人は大人で潜るとかできる。
かえではオーストラリアでMini Clubを体験済みだし、今回はオーストラリアと違って日本語が通じるわけだから、楽勝でしょう!という結論になった。
事前に意思を確認したところ、「行く!行く!」という反応だったので、今回の旅行となった。
そこで、中学高校を共に過ごした、ママの(数少ない)友人であるM君家と、合同でいくことにした。M君家のM君は、かえでの1つ上で、何度か高校時代の友人たちで集まった際に会っており、仲良くしているので、これも「行く!行く!」ということに。

ところが、前日から強い寒波が来ていて、千歳空港では欠航も出る状況。
いざ飛行機が飛ばないと行けないので、心配したM君ママが電話してきてくれた。すぐにJAS(JALか・・・)のWebサイトで調べてみると、乗る予定の関空→とかち帯広便は運航していたので、「まぁ、大丈夫でしょう」と伝えて、荷造りをした。