002506:何に腹が立ったのか、冷静に考えてみた

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20150709101645 四つ葉のクローバー号

今回、会社から手配される貸切業務において、運送収入の一部から控除される手数料率が改定されることになって、まぁ簡単にいうと腹が立った訳ですね。
なので、Facebookに色々書いてみたりしました。
昨日の修学旅行業務の本部車が、どうも今シーズン最後の仕事になったようで、会社から突きつけられた「手数料改定の同意書」に署名していない私は、今シーズンどころか本当に最後の仕事になったようです。
ものすごく、寂しい、残念な気持ちでいっぱいな訳です。

さて、前の会社を辞めようと思った原因も、今回の同意書に同意しないと思った原因も、実は根っこは一緒なのではないか?と、冷静になって気がつきました。

前の会社を辞めようかと思い始めたのはなぜか?を思い出してみると、目標管理制度にて行われる評価において仕事の内容や達成度ではなく「家庭の事情で転居を伴うような仕事や何日も家をあけるような出張をしない」という要望を飲んでやっているんだから評価はB以下になると言われたからなんですよね。
「お前の仕事はダメだからB以下になるぜ」って言われたなら(納得したかどうかは別にして)「辞めてやる」とまでは思わなかったかなぁ、と。

今回の同意書に同意できないのは、「値引きをして販売している修学旅行の採算が悪いからって、値上げはせずに乗務員の取り分を減らすよ」って言われたからです。
私が修学旅行の仕事をした時には、すでに値引きはされていたし手数料という名目で乗務員の取り分は減らされていたし、さらに料金が発生する貸切開始の2時間前には会社に来てないとまずいし、貸切終了のあとも汚れれば掃除がいるし、途中休憩する暇もないんだから一息付かないと次の仕事に入れないけど、それが修学旅行生に楽しんでもらう方法だと思うから納得してたし従事してきたんです。
何回か前の修学旅行の研修会でも、「本当はもっと手数料を徴収しないと逆ザヤになってる面もあるけど、現場で頑張っている乗務員さんのためにこの手数料を維持しています」って担当の管理職から説明もあった。
つまり、今回の手数料改定の裏には、現場の乗務員がどういう風に仕事をしていてどんなサービスを提供していてどの程度大変かなんてこれっぽっちもわかっていない上層部が、「利益率が悪い?だったら乗務員からもっと手数料を取ればいいんじゃ?あいつら仕事欲しいから多少手数料取っても我慢しよるやろ?」って言うたとしか思えない訳ですよ。

修学旅行は、学校がお客さんであり、生徒さんがお客さんです。
エージェントさんは一緒に仕事している仲間であり、私はエージェントさんの仕事が達成できるようにお手伝いしているんです。
私は「結果として会社も儲かって自分の給料にもなればいいな」とは思っていますけど、会社から「一緒に頑張っていこう!」って言われるんじゃなく「仕事を回してるんやで?この条件が嫌やったら仕事まわさへんで?」って言われたら、そらもうモチベーションが保てないでしょ?
だから、降りることにしました。

家族も、シーズン中毎日早起きして、そのために前の日早く寝て、一緒にいてもゆっくり会話もできない状況がなくなるので、歓迎してくれています。

という訳で、2015年7月21日以降、会社は私に会社が手配する貸切業務をさせません。
うちの会社やうちのグループ、旅行会社に頼んで手配した仕事に、私が従事することはありません。
私の乗務する車両に乗りたいという方は、是非直接申し込んで下さい。

私でなくても、「そんな中間マージンを払うのは嫌だ!」って人も、是非ご連絡を(笑)
すばらしい仲間達で、一生懸命お供させて頂きます!