001281:タクシーを利用する修学旅行

京都には、沢山の修学旅行生がやってきます。
最近では、4〜5人の班別行動に、タクシーを利用する学校も増えてきています。

先日、こんな事がありました。

担当した生徒の一人が、お土産を買った時に財布を忘れたか落としたという事がありました。
清水寺でお土産を買い終わって京都タワーに着いた時に、財布が無い事に気が付きました。
すぐに最後に買い物したお店に電話しましたが見当たらないとのこと。
修学旅行の予定を変更する訳にはいかないので、とにかくお昼ご飯を食べに行く事に。
その間、会社に報告したり、同じ学校の他班の運転手に連絡してお店に聞いてもらったり。

結局見つからなかったので、京都タワーのお土産屋さんで財布を買ってあげて、当座のお金として5000円を持たせて、残りの行程をこなしました。

こんなとき、バスの一日乗車券を持って子供達だけで行動する学校だったら大変だったでしょうね。

その日の最終に旅館で生徒を降ろしてから、学校の先生と旅行会社の添乗員さんに事情説明し、先生から立て替えていた5000円を返してもらって無事終了となりました。

いつも「財布持ったか?忘れ物無いか?」ってうるさいくらい言うんですが、その時に限ってあんまり言ってなかった様に思って、ちょっと後悔しています。

で、改めて修学旅行の仕事を考えて見たから、思ったことを書いているという訳です。

さて、修学旅行にいらっしゃる学校では、タクシーで移動する行程を「タクシー研修」と呼んでいます。
「観光」でも「旅行」でも無く「研修」なんですね。
なので、私は運転手でありガイドでありボディーガードである(ここまでは修学旅行を担当する為の研修会で毎年言う)上に、先生でもあると考えています。
だから、自分の連れている生徒が財布を落とした時、先生ならこうするだろうという対応をしただけなんです。

他にも、

  • 神社・仏閣でお参りするときは服装をたださせる
  • 他人の迷惑になる行為はやめさせる
  • なるべく自分達で考えさせ決めさせる

という辺りは、大人の観光の仕事ではあまりやらない事でしょう。

バスの一日券に比べたら明らかに高いお金を払って来て下さる学校の期待を裏切らない様に、運転手は日々頑張っております。

京都の修学旅行は是非ヤサカタクシーグループで(宣伝)(笑)