001865:きっと君は泣く

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きっと君は泣く (角川文庫)
山本 文緒
角川書店
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「勝ち組」って最近よく耳にする言葉。
私ぐらいの歳になっちゃうと、もう容姿だけが「勝ち組」の条件じゃないってコトはわかってるけど、若いときは気になるんだよなー。
ま、不細工よりは小奇麗なほうが得な時も多々あるけどさ、正直言って(笑)。
「その人の本質がオーラになって輝く」ってコトを知らない人多いよね。
じゃ、「本質」って何?って言われると、また困るんだけど(笑)。
「ナチュラル」な状態でいられる・・・ってことかなぁ。
感覚としてはわかるんだけど、私の貧困なボキャブラリィではうまく表現できない。
ごめん(笑)。

基本的にこの話の主人公は、「わかってないバカ女」。
でも、ところどころ自分と重なるような気がしてドキッとする。
いろいろな経験をして、いろんな角度からモノを見られるようになって、やっと一人前になるってこと、若い時ってわかんないもんね。
でも、こういう「バカ女」、私のまわりにもいた。
っていうか、私もそのうちのひとりだったんだろうな。
そう思えば、成長の段階のひとつなのかもしれない。
うん、そういう意味ではおもしろい小説でした。

でも、ごめん。
私、タイトルの意味、最後まで読んでもわかんなかった。
誰か読んだ人、教えて(笑)。