001854:タコの丸かじり

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タコの丸かじり (文春文庫)
東海林 さだお
文藝春秋
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食べる物について書かれたエッセイは好きだ。
前回にも書いたが、食べ物について書かれたエッセイは、作者のすごく人間的な内側が見えるような気がして・・・。
でも、私が食べ物にこだわるからと言っても、特に飢えているわけでもないし、特にいやしいわけでもない(と本人は思っている)。
やっぱり、本能的な行動に、”その人自身” が出てしまうのだろう。
食べてる時と、ねてる時と、セックスしてる時は要注意だ。

余談だが、私は男性でも女性でも、豪快にかつきれいに食事をする人が大好きで、自分もそうありたいと思っている。

この本は、数ある東海林氏の食べ物エッセイのうちの1冊。
どれもおもしろいので、私が最初に読んだ一冊を紹介しておく。
私が好きな話は、”カレー屋と牛丼屋の客層のちがいを冷静にくらべた” 話。
両方行ったことある人は、きっと大笑いできると思う。