000635:仕事の価値って

よく会社で、「もっと売上せなあかんで」とか、「売上の割にええもん食うてるなぁ」とか、色々言われる。
これ、結構うれしい(笑)
・・・うれしいと言うと、言い過ぎかな。

私は、タクシーという仕事の価値を、売上に求めていない。
つまり、売上に比例して変わる収入にも求めていない。
前にも書いたかも知れないし、ことあるごとに言ったり書いたりしているけど、単に収入を得るならタクシー乗務員という仕事は非効率的だと思うから。
私なら、コンピュータの世界で稼ぐほうが、よっぽど収入を得られるし。
コンピュータの技術がない人でも、それこそタクシーで乗務する時間と同じくらいコンビニで一生懸命バイトするほうが、きっと収入は多い。
なので、売上が低いといわれても、なんら気にならない。
だって、売上は足切りラインをクリアしていればどうでもいいと思っているから。

だけど、

  • 「洗車がきちんと出来ていませんでしたよ」と指摘される
  • 「愛想が悪い」とクレームがくる
  • 「事故が多いね」といわれる
  • 「違反が多いね」といわれる
  • 「○○の場所も知らんの?」といわれる
という場合には、ショックを受けると思う。
そういう事態は乗務員として恥ずかしいと思っているし、そういうことがないようにしよう!と思って日々仕事をしているから。
でも、そういう指摘がなく、単に売上のことばかり言われるのは、売上以外に指摘することがないのだな・・・と思って、前述の「うれしい」になる。

売上だって、やろうと思えば出来る。
299時間/月という制限からみて、何十時間もあまっているわけだから、毎日延長戦をすれば売上は伸びる。
でも、家族と共に過ごす時間の価値を1時間あたりで考えれば、延長戦して売上が増えた分の収入増と比較して、延長戦に価値があるとは思えないから、やらない。
それだけのこと。