000623:タクシーを上手に乗る方法 その3
「タクシーの運賃」

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京都のタクシーの運賃は、全国的に見て安い方だとは思うけど、バスや電車に比べたら高い(あたりまえ)

さて、京都のタクシー運賃は、京都市域地区自動認可運賃によると、小型車では、A(上限)運賃の初乗り640円からH(下限)運賃の570円まで、8段階の運賃がある。
中型車、大型車、特定大型車についても、同様に8段階の運賃が定められている。
もちろん、自動認可以外の運賃を申請して認可をもらうことも可能だけど、手続きが面倒なので、事実上ない。

この中で、一部の個人タクシーを除けば、A運賃、G運賃、H運賃の3種類と思って間違いない。
A運賃は、いわゆる小型で640円のタクシー。ヤサカグループはこのA運賃。
G運賃は、10%安いと書かれている小型が580円のタクシー。都さんとMKさんがこれ。
H運賃は、12%安いと書かれている小型が570円のタクシー。アオイさんとかエコロさんとか、その他多数。

これだけだと、初乗りが安い=結果安いとなるんだけど、そうはいかないのが難しいところ。
よく「MKさんに乗ったら、結局ヤサカさんより高かった」という苦情?を聞くけど、これがその勘違いによる場合がある。
この場合、多くはMKさんが道に迷ったということではなく、MKさんの中型とヤサカの小型を比べているのだ。
ヤサカの小型は640円から始まる。MKさんの中型は590円から始まる。一見するとMKさんが安い。
でも、MKさんはG運賃なので、中型の場合590円から始まって373mごとに80円加算される。
ヤサカはA運賃なので、小型の場合640円から始まって385mごとに80円加算される。
つまり、いずれ運賃が逆転する。

さらにややこしいのは、遠距離割引。
最低限9000円を越えた分の1割は割引がある。これは、どのタクシーでも絶対ある。
それ以外に、5000円を超えた分が3割引、5割引というのを見かける。
実際には、1000円単位で1割引単位の設定が可能だと思うけど、概ね3種類のようだ。
また、洛東さんと関西さんが深夜割引を廃止したので、夜11時から翌5時の順位は昼間と違う。
あと、ETCを搭載しているかどうかで、高速道路に乗った場合の高速料金も違う。
(厳密には、停車しないから、時間メーターも変わるが、誤差の範囲)

というわけで、自分の行き先によって、もっとも安いタクシーを選択するって言うのは、なかなか難しい。
確実なのは、ワンメーターの距離なら、ドアに書いてある値段の安いタクシーが安いってこと。

ヤサカグループのタクシーは高いけど、・・・高いけど安心と言われるようにがんばらねば。
そう思って、日々仕事しています。
そのためには、会社ももうちょっと協力してほしいなぁというのが、本音。
それについては、またの機会に。