000103:りかの車遍歴 その2 高校生のころから欲しかった

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働き出すと同時にただで車をGETしたりかは、まだ学生だったのぶおに貢ぎつつも、着実にお金を貯めていった。
そうしてカローラがだんだんくたびれてきたころ、新車を購入しようと思い立つ。
それが、スズキエスクードであった。

当時まだそれほど路上で頻繁に見かけるわけでもなく、知る人ぞ知る車だったと思う。
しかしりかは知っていたのだ。それも高校生のころから知っていたという。
通学路にあったスズキのお店のショールームにチョコンと止まっている姿を、指をくわえて見ていたという。

それは、10年越しの恋なので、見積もりを取りに行ったときもいきなり、
「これください!」
と叫ぶほどであった。(後にその話を聞いたりかの父は、「返してこい。値引き交渉はわしがやる」とのたまった)
1600CCの100馬力。NOMADEがラインアップされてすぐのころの話である。

りか曰く
「4駆にオートマは邪道」
だそうであり(私も同感である)、当然マニュアルミッションを選択した。

まあ、よく走るが燃費はよくない。
これは、私もりかも結構回すタイプの運転をするからだろうが、1600CCの100馬力には、少々ボディーが重たいことも起因していると思う。
その後、駐車場のチェーンが見えずにぐいぐい押してみたり、ブラインドカーブで前から強引に突っ込んできたスカイラインに当たられたりしながらも、元気に走っている。