000776:011:花束の効果

  毎回、毎回、誕生日やその他のアニバーサリー日になると悩まされる。私がプレゼントをする場合はいいんだけど、ダンナはそういうの思いつかない人みたいで、いつも「何が欲しい?」って聞かれるのだ。・・・別に欲しい物、無いんだもん・・・(笑)。だからと言って、何も言わないとその回はお流れになってしまう。それはそれでなんだか腹が立つ・・・(笑)。なんでもいいんだよね、「気持ち」なんだから。でも、ダンナにはそれが判んないらしい。男の人はみんなそうなんだろうか・・・。
  そこで今回、女性に対して誰にでも通用するプレゼントを考えてみた。やっぱ、「花」だよね。まず「特別」感があるし、「きれい」。相手の好きな花や、好きな色のリサーチができてれば言うことナシなんだけど、そうじゃなくても「花」はポイント高いです。女性にとって。もちろん男性からのプレゼントでも嬉しいし、女性からのプレゼントでも嬉しい。センスのいい花束なんかもらっちゃうと、惚れちゃうね、私なんか(笑)。
  最近、とっても心に残る花束をもらった。去年のバレエの発表会でのお話。舞台の出演者に贈るプレゼントはやっぱり花束が主流みたい。舞台がハネて楽屋から出たら、それこそ花束がところ狭しと並んでた。受付で、出演者あてのプレゼントを預かって、帰りに持って帰れるように並べといてくれるのだ。「しまった」と思ったね。誰にも花束の手配なんてしてなかったから(笑)。そういえば、子供の頃、バレエの発表会で花束もらってすごく嬉しかったっけ・・・って、あとのまつり。「うちの娘だけ花束ナシかぁ、可愛そうな事したなぁ」って思ってたら、1つだけあったの。それも大きな花束が。ちゃんと娘の名前が書いてある。その花束見て、どんなにほっとしたか。送り主は・・・私の母でした。彼女は私が子供の頃のこと、ちゃんと覚えてくれてて、「舞台には花束」って思ってたらしい。女親らしい気遣いに涙が出ました。
  こんなふうに、どんなシチュエーションでも花束は効果的です。これ読んだあなた、だまされたと思って一回やってみて。きっと素敵な効果があるから。

  ところで素朴なギモンがひとつ。なんで私の母は、バレエの発表会の花束に私の名前は書いてくれなかったんだろう・・・。なんか納得いかないんだけど・・・。私も一応、出演者だったのになぁ、私も欲しかったなぁ・・・(笑)。