000773:004:「常連さん」の病気自慢

  今、マイブームなのがお風呂屋さん。最近多いよね。いくつもお風呂があって、サウナがあって、エステもやってて・・・っていう大型のお風呂屋さん。車で10分位の所にあるので、1回家族揃って行ってからハマってしまった。ぼへーっと薬湯に浸かったり、ジャグジーでうひょーとなったり、気泡湯でぼこぼこしたり。でももうひとつ面白い楽しみ方があることに最近気付いた。なんてったって「お風呂」なのだ。水着なんて着てないし、みんなすっぽんぽん。世の中、男性誌のグラビアのようにきれいな体型ばかりじゃないのねっていうのが実感できる。なかにはすごいのもいるからなー。「もし私がそんな体型だったら、はずかしくて絶対人前では脱げない」っていうようなのも・・・。そんなウーマンウオッチングの後、ダンナに「私、まだイケてるほうかもしれない」って真顔で言ったら大笑いされた。なんで笑うの?、ホントなんだってばー!。
  ところで前置きが長くなっちゃったけど、このお風呂屋さんにも「常連さん」が存在する。彼女達はすっぽんぽんのまま、のしのしとフロア内を闊歩なさる。総じて30代ぐらいの「常連さん」はサウナがお好きで、へんなビニールを腰に巻きつけサウナに入っては、しばらくすると飛び出してきて水風呂に直行。人の迷惑かえりみず、立ったまま頭から水をかぶるという暴挙にでる。・・・つめてえよ。他人がたくさんいるっていう意識が欠如してるだろ。だーれもてめえのウエストなんて注目してねーよ。そして60代ぐらいの「常連さん」はひたすらおしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。話題は「第1位・自分の病気について」、「第2位・近所の知人の噂」、「第3位・健康法について」。うっかり「常連ばあさん」のそばで湯船につかろうもんなら、病気や手術の事を延々聞かされる。別に私に向かってしゃべっているわけではないのだが、聞きたくなくても聞こえてくるのだ。ばばぁ、声でかすぎ。それにやたら素人診断がはいってくるので「おいおい、それは違うやろ」とかつっこみをいれたくなって困っちゃうのだ。やっ
と年休とって病院にまつわるあれこれを忘れるために行ってるのに、なんだか余計にぐったり。
  ここで結論。「常連さんには近づくなかれ」。ますます疲れることうけあいます。なんで年寄りってあんなに自分の病気について語るのが好きなんだろ。そういう人に限って殺しても死なないほど元気そうなんだよなー。聞きたかねーよ。病気自慢なんて。こちとら毎日ホントに死にそうな病人相手に仕事してるんだよ。休みの日ぐらいカンベンしてよね。