000054:太郎のお色直し(前編)

いまさらながら、440BXのDUALマザーを購入した。GIGABYTEのGA-6BXDである。
なぜ、いまさらながら440BXのDUALマザーを購入したのか?…これには深く悲しい訳があった。

とある東京出張の帰り道。新幹線の時間までまだ余裕があったので、秋葉原をうろついてみることにした。何度か東京出張に際して秋葉原駅を降り立ったことはある私だが、今回は、「是非買い物をしよう」と心に決めていた。理由は特に無い。
そこで購入したのがPentium III 550EMHz(FC-PGA FSB100MHzのリテール品)とSlot1変換アダプタである。買ったのはツクモパソコン館5F。ほとんど衝動買い状態だった。
早速、あまるであろうPentium II 450MHzについても、「弟にでも譲ろうか」などと、コンピュータのプロフィールに書いてみたりした。ちなみに書いたのは帰りの新幹線の中。
翌日、弟よりメール。早い。後日聞いたところ、「たまたま見たら書いていた」のでメールしたらしいが、いくら見て欲しいから書いているWebだとはいえ、見張られているような反応の早さにはちょっとびっくり。とりあえず「わかった。ゆずっちゃる」と返事。
さて、ここで購入したCPUとアダプタを、早速家の太郎に装着してみる。起動!……おや?動かない。何度やっても動かないので、とりあえず元の構成に戻してみる。今度はあっさり起動。つまりCPUが初期不良なのでは?との疑いが濃厚となる。
しかし、冷静になってみてみると、変換アダプタがCoppermineに非対応だった。いっしょに購入したのだから、レジで「お客さん、これカッパ非対応だけど、大丈夫?」くらいの声をかけてくれてもよさそうなものだが、まあ大量の客をさばくのだ。ここは仕方の無いところだろう。とりあえず動かしたい気持ちが先走り、Sofmap.comにてCoppermineに対応しているアダプタを購入した。
届いたアダプタにCPUを取り付け、「さあどうだ!」と起動するが、やはり起動しない。先ほど脳の片隅に追いやっておいた 「CPUが初期不良」 という説がにわかに浮上してきた。さっそくツクモに電話する。
ツクモの対応は、上々。調べもせずに購入した客に対して、親切に対応してくれる。とりあえずサポートの方へ送ってくださいとのことだったので、送った。その間、いろいろ調べると、なんと!ASUSのP2B-LはRev1.04以降しかCoppermineに対応していないではないか!我が家のP2B-LはREV1.02だった。何度見ても1.02である。
以前から、「最近はWindows2000でも遊んでいるし、次に買うのはDUALマザーだな」 と勝手に決めていたので、アダプタにGIGABYTEのGA-6R7+を購入していたこともあり、冒頭述べたとおり 「いまさらながら」 440BXのDUALマザーを購入した次第。
ちなみにCPUは今1つしかなく、OSもWindows98のままだったりするのはご愛嬌。
(続く)