000900:その18 副音声つき母と娘の会話
喃語(なんご)について
このごろ娘がさかんに喃語(なんご)をしゃべりだした。
キゲンがよいと、30分位はひとりでしゃべっている。
ただ聞いているだけならおもしろいのだが、何かを訴えられてもわからないので困ってしまう。
それでは母と娘の会話を、副音声つきでお楽しみください。
「んーんーんあにっぴっなーんなー」
(うんこが出たし、オムツかえてーな)
「どうしたのかなー。抱っこかなー」
「のーんのーぴひゃ」
(ちがうがな。うんこ。うんこやっちゅーてんのに)
「あっ、うんこが出てるのかなー。なんだかクサイよ。オムツかえようねー」
「ぱっにーんふーんふーにゃ」
(クサイとは何事や。最初っからうんこって言うとるがな。はいはい、オムツかえおわったらメシの用意たのむわ。さっさとしてや。こっちは腹へっとるんや)
「はい。きれいになったねー。じゃあ抱っこでママと遊ぼう」
「んーぬーうーにゃひっほー」
(メシくわせろ言うとんのや。腹へったんや)
「またうんこかなー。あれ、出てないねー。じゃあ遊ぼう」
「のうにーあにひゃぴっぷー」
(あっ・・・こら!許可もなくレディのオムツをのぞくとはなんちゅー失礼なやっちゃ。そんな何べんも何べんもうんこはでーへん。メシをくわせろっちゅーてんねん。腹へってんねんから気ィ短こうなっとんのや。まったく・・・ものわかりのわるい親やでー)
「♪迷子の迷子の仔ネコちゃん・・・」
「にーのーなーひっ」
(あーあ。とうとう歌いだしたで、この人は・・・。もうええわ。怒るだけアホらしいなってきた。そのうち歌い疲れてメシつくりだしよるやろ。しゃーない、もうちょっと待っとこか)
・・・こうやって考えると、娘は大変ストレスがたまっているにちがいない。