000885:その04 鬼の目にも涙!?

マタニティーブルーについて

入院中はそうでもなかったのだが、里帰りしてから(一週間だけ実家に帰っていた) イライラしてしょうがない日々が続いた。

両親は、何かと気をつかってくれるが、それがかえって神経にさわる。
ありがたいと思ってはいるのだが、イライラするのだ。
板ばさみになったあげく、モヤモヤは涙になって噴出する。
一週間、一人で泣いてすごしたと言っても過言ではない。
今思えば、あれがマタニティーブルーだったのだ。

不思議なことに、イライラした気分が子供に対して出ることはない。
両親や電話をかけてきたダンナに当たるようになる。
"ダメだ" と思いながらもつい当たってしまい、後で後悔する。
そしてますます悪循環にはまり、誰とも会いたくないとさえ思ってしまう。

しかし、自分の家に帰ったとたん、マタニティーブルーはなくなった。
子供の面倒もダンナの面倒も、私一人で見るのだ。
泣いているヒマはない。
マタニティーブルーとは 「甘え」 と同義語だったのだなぁ、と思う。