000027:JR東海とJR西日本の仲は悪いのか?

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ちょっと前、東京に朝の9時半に行く出張があった。
京都からその日に出発し、東京に9時半に行こうと思うと、始発かそれに準じるひかり号に乗らなければならない。
その日は、事前にひかり100号の指定席を取っておいた。
京都は微妙な位置にあり、在来線はJR西日本、新幹線はJR東海である。
いままでこれを問題に感じたことはなかったが、今回問題が発生した。

JR西日本には、自動改札機をそのままとおれるプリペイドカード、その名も「Jスルーカード」がある。
これは、東京の「イオカード」と同じようなものだ。いちいち切符を買う手間が無いので、便利である。
在来線も新幹線もJR西日本であれば、問題はないのだが、京都駅の新幹線改札口はJR東海のため、Jスルーの清算ができない(京都駅までの切符がある場合は、問題ない)。

JR西日本は、「それでは不便だ」ということで、その新幹線の改札の手前に、新幹線に乗る場合のJスルー専用清算機を設置している。
京都駅までの運賃をカードから引き落とし、新幹線の自動改札に通す清算済み券を発行してくれる。

ところが、朝一番に行くと、その清算機が動作していない。
呼び出しボタンを押しても返事も無い。
緑の窓口はJR東海なので、「扱えません」と一言。
たまたま近くにいたJR西日本の職員をつかまえて、電源を入れてくれるよう頼んだ。

その職員は、職務の途中だったので、呼び出しボタンを押して、他の職員を呼んでくれた。
しばらくして、職員がやってきた。
なにかガチャガチャやっている。
新幹線の時間は刻々と迫っている。
しばらくガチャガチャやったあと、中央改札付近の清算機を利用するよう言われる。

言われるまま、その職員とともに、中央改札まで戻る。
清算機に、新幹線の切符とJスルーカードを入れる。
「あつかえません」と機械に言われる。
Jスルーカードだけ入れてみる。
「清算の必要はありません」と言われる(当然である。そのまま改札を通ればいいのだ)。

仕方なく、職員に改札横の事務所内にある機械で清算してもらう。
「これで、新幹線の改札、とおれるの?」と聞くと、「とおれます」という答え。
急いで新幹線の改札に行く。もう時間はあまり無い。
新幹線の切符を自動改札に入れる。
「入場記録がありません」と言われ、自動改札が閉まってしまう。
とりあえず急いでいたので、改札のJR東海の職員に、「西日本で清算済みやから!」と叫んで、走り抜けた。
こんなことなら、一旦京都駅の改札をJスルーで出て、新幹線の切符で入りなおしたほうがよっぽど速かった(笑)

JR西日本さんにお願い。
Jスルーの清算機は、新幹線の始発に乗る人が利用できるよう、6時ごろから電源を入れておいて欲しい。
JR東海さんにお願い。
せめて在来線がJR西日本管轄の駅の自動改札は、Jスルーに対応して欲しい(新大阪、京都、米原の3駅のみだ)。
どっちでもいいんだけど、とりあえず仲良くしてね。